猫のお世話
猫と暮らす前のチェックポイント
猫も飼い主もお互いに、幸せにそして快適に暮らしていけるように、猫を迎え入れる前に、猫がいる暮らしについてのプランを立てましょう。
ライフスタイル
集合住宅か一戸建てかどうかなどの住まい環境、一人暮らしや共働きで留守がちかどうかなど、自分のライフスタイルに合った猫を選択することが大切です。
誰が世話をするか
家族の中に責任を持って世話をできる人がいるか再確認しましょう。
猫を飼いたいと子どもが求めたとしても、最終的な責任は親にあるということもお忘れなく。
近隣への配慮
集合住宅や密集した住宅地では、近隣への配慮は欠かせません。
猫にかかる費用
ケージや食器、トイレ、首輪など、猫を迎える際の一時的な出費に加え、毎日の食事代やトイレ砂などの消耗品、ワクチン接種や病気にかかったときの医療費も必要になります。1年間にかかる必要経費を調べておきましょう。
トイレのしつけ
猫のトイレのしつけは比較的カンタン
室内に猫砂などを用意し、猫の排泄の条件を満たす環境を提供してあげれば、猫は比較的短時間でトイレを覚えることができます。トイレ以外の場所で排泄する場合は、体や心の病気も考えられるので、獣医師に相談してください。
トイレは猫が落ち着ける場所に置く
トイレは、人の出入りが少なく猫が落ち着ける場所に用意します。中に入れる猫砂に、以前使っていた砂を少し混ぜると、自分のニオイがついていることで猫自身も安心します。
失敗しても叱らないで。そそうのときの対処法
万が一、猫がトイレを失敗して他の場所でしても、決して叱らないでください。現行犯でしている最中ならば、大きな声で排泄を中断させ、抱き上げてトイレに連れて行きます。
爪とぎのしつけ
愛猫好みの爪とぎを見つける
決めた場所で爪とぎをするように、習慣づけましょう。猫が気に入る爪とぎ場所は、表面がガサガサしていて、爪が引っかかりやすくて、ある程度の高さや安定感がある場所です。
爪とぎの場所をしっかり教える
爪とぎ器は猫がわかりやすいところに置きます。爪とぎ器の使い方を教えるときは、猫の前足を爪とぎにこすりつけます。自分のニオイがつくので、なんとなく理解します。
爪とぎをされたくない場所は工夫で守る
爪とぎをされたくない場所に、飼い主が知恵を絞って防御したほうが賢明といえます。爪がとぎにくいつるつるとしたビニールや、猫が嫌うアルミ箔などで覆っておけば、その場所での爪とぎを避けるようになります。